琉球朝顔(りゅうきゅうあさがお)の育て方、そのすさまじい繁殖力!!

近頃の朝顔には、いろいろな種類があり、私たちの目を楽しませてくれています。

色もピンク、赤、青とバラエティーに富んでいて、大きさも大きいものから小さくたくさん咲くもの、まだら模様のものまで本当にいろいろな種類の朝顔を見ることができるようになりました。

そんな中で琉球朝顔(りゅうきゅうあさがお)ってご存じですか?

こんな色も鮮やかで綺麗な、大きい朝顔のことです。最近では、よく目にするようになったと思います。

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目次

琉球朝顔(別名 ノアサガオ)とは

一般的な朝顔は、1年草です。

花が咲いて、種ができ、その種をとっておいて、翌年の初夏にまくことで夏に花を咲かせます。

ところが、この琉球朝顔は宿根草で、一度根付けば種取りをしなくても、毎年毎年花を咲かせます。

ランナーで増えていくので、年々増やしていけるのです。

代表的な品種は、濃いブルーの大きな花を咲かせますが、その他にも白やピンク、淡い紫等があります。

花の咲く時期も長く、晩秋まで咲いています。また、一日の中でも、夕方になっても花が開いています

花はとても大きく、綺麗で、見ごたえがありますので、そこが好まれるのではないでしょうか?

時々、いろいろなお宅で見かけますので、お庭に植えている家も結構あるのではないかと思われます。

私の家の近所でさえも容易に見つけることができます。

花が大きいので、見ごたえがありますよね。

琉球朝顔の植え方を間違えるととても怖いことが起こる

ところが、この花は、とても綺麗なのですが、とても怖い一面があります

その綺麗さに魅かれて、安易に花壇などに植えてしまうと、ものすごい繁殖力で増えていくのです。

一度地面に植えてしまうと、成長のスピードが速いので、そばにある木や電線、建物などをつたって、どんどんつるを伸ばしていきます。

10メートル以上なんてあっという間。

樹木などは、その木に巻き付くと、元々何の木か分からないほど、覆ってしまいます。

それが、夏で終わるわけではなく、晩秋にかけても成長し続けます。

一旦、真冬には枯れてしまうので、絶えてしまったのかなと思うのですが、なんのなんの宿根草ですから、根っこはしっかり残っています。

冬に枯れてあとかたもなくなっても、春になると、必ず芽を出して、また成長を続けます。

それも、何のお世話をしなくても、去年よりも確実にもっともっと成長していきます。

何もしないのに、年を追うごとに範囲を広げていきます。

その成長たるや恐ろしいほどです

変なたとえですが、お金で言えば、複利で増えていくというか、元金が少ない内はまだいいのですが、元金が多くなるとものすごいスピードで増えていく、まさにそんな感じです。

最近の温暖化で、もっと凄まじくなってきたような気がします

一旦、地面に植えてしまったら、初めの頃に、何年かかけて根こそぎ綺麗に取らないと大変なことになってしまいます。

これは、防草シートを一面に貼ったのに、そんなこともお構いなしに繁殖し続ける琉球朝顔の様子です。

20メートルくらいの長さで堤防を覆っています。もう、こうなると手が付けられなくなります。

特に、上に伸びる分にはまだいいのですが、横に横に伸ばしていくのは危険と言えます。

これも、最初は庭に1本の琉球朝顔を植えたことが始まりです。

それが、庭から川の堤防へ広がってしまったようです。

どんどん触手を広げていきます。

こうなると、何年か計画で本気で根絶していかなくてはどうにもなりません。

こんな様子が各地いたるところで見られます。

楽しむなら、プランターがおすすめ

楽しむなら、プランターがおすすめです

私の知り合いに、プランター3つくらいに育て、夏の間は緑のカーテンにして、終わったら、冬になったら上に出ているところを切ってしまい小屋にしまっておきます。

そして、また春になったら外に出して置いておくと、自然に緑のカーテンになってくれるようです。

そんな使い方をしている方がいました。

緑のカーテンとしては、花も綺麗で、葉っぱもたくさんで大きいので最適かもしれません。

植物を楽しむには、まずその特性を知って、よく知った方に聞いてからの方がいいかもしれません。

そうでないと、とんでもないことになることもあります。

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この記事を書いた人

ドライフラワーやハンドメイドが趣味です!制作過程やクラフト店の様子を発信しています。多肉植物、ドライフラワーが好きな方は、ぜひご覧ください!

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