レディジアは、扱いやすい大きさやコロンとした可愛らしい形、色の鮮やかさなどから、とても人気のある多肉植物の一つです。
育てやすく、簡単に増やすことができるので、ここではそのポイントを解説してみたいと思います。
レディジアとは
セデべリア属に属します。
流通名は、レディジアもしくは万華鏡。
つやつやの緑からほんのりと色づき、きれいな赤色へと季節ごとに色の変化が楽しめます。
また、ころんとして何とも愛らしい形の多肉植物なので、その色や形が人気のある一つの要因となっています。
レディジアがどうしてうちに来たかは定かではありませんが、多分、私がどこかで購入したのではと思います。
何となく大きくなって、増えてもくれました。このように、苦労しなくても自然に育って,増えてもくれる多肉植物なので初心者向きと言えます。
レディジアの育て方 日当たりと風通しに気を付けて
春は直射日光に十分に当たらせ、夏の間は半日蔭くらいのところで日光浴をさせることで、秋の紅葉が鮮やかになります。
けれども、夏などの強い直射日光に長い時間当てると、葉焼けの原因になりますので、置き場所には配慮してください。
春から夏の間、風通しの良い所を好みますので、春の植え替えの時は密にしないで一つ一つを離して植えてあげると、伸び伸びと大きくなります。
今年のような厳しい暑さが続いてもへこたれてしまうことはありませんでした。
そして、この時期は上に上にと伸びて、徒長にもなります。
冬は、ある程度の耐寒性はありますが、氷点下５度以上の続く地域、雪の降る地方は室内や軒下、ベランダ等に入れておく方が無難です。でも、日光浴は忘れないでくださいね。
私の住んでいる地方は、比較的暖かいので、通年プランターを外へ出しっぱなしで管理していますが、一度も失敗したことはありません。
本当に寒いときだけ、年に２，３度、荷物などの梱包に使うプチプチをかぶせて防寒対策をするだけです。
水は、他の多肉植物同様、そんなに欲しがりません。１週間に１、２度くらいで十分だと思います。逆に、与え過ぎは根腐れの原因になりますので、注意しましょう。
とにかく、春から夏にかけてはお日様と風通しさえ気を付ければ、秋に綺麗なレデイジアに会えます。
レディジアの増やし方 挿し芽でも葉挿しでも
レディジアは、春から夏の間は成長期を迎えます。みずみずしいほどの緑色になり、どんどん増えて大きくなります。
なので、秋から春の間に植え替えをしておくようにしましょう。
私は、レディジアは基本的に挿し木(挿し芽）で増やします。挿し木の仕方は難しくありません。
新しいプランターの中に、密集してしまったレデイジア、徒長になってしまったレディジアを切って、一つ一つ距離を取って並べていくだけです。
根がついているものであれば、少し根を切って植えてください。カット苗でも十分に成長します。
挿し木をするときは、切った後少し乾かすといいと思います。病気にならないためです。
１つのプランターに１０～１５個くらいの苗を植えれば、夏の間にプランターいっぱいに大きくなり、たくさん増えます。
もっと、大株に育てて増やしたいのであれば、もう少し余裕をもって植えてあげれば、伸び伸びと大きくなります。
春に植え替えしたレディジア 6月中旬頃
夏に向かってまだまだ大きくなり、数も増えます。
8月頃のレディジア プランター狭しと咲き誇っています。夏の暑さをものともせずに、成長していきます。
上からだとわかりにくいですが、徒長になっています。
挿し芽よりも時間はかかりますが、葉挿しでも、簡単に増やすことができます。
夏の暑い間は、あまり触らない方がいいです。
秋になると縁のほうから赤くなり全体的に鮮やかな赤になっていきます。
秋にも、挿し芽、葉挿しができます。
とても人気があり、フリマなどに出品するとすぐに売れてしまう多肉です。
人気の割には、増やすのはむつかしくありません。私の感覚から言うと、自然に増えていくという感じです。
ぜひ、挑戦してみてはいかがでしょうか？
脇の方から、花芽が成長して来ています。
春。白い可愛い花を咲かせます。
そして、また、成長期を迎えます。プランターいっぱいに成長しています。
もう一度植え替え作業をして、来たる夏に備えます。
