フレッシュなお花は、大いに楽しめますが、その後も長く楽しめるのがドライフラワーの良い所です。
うちでは、たくさんの植物や花を育てていますが、咲いた後も活用できるように、どんな花がドライフラワーになるか、どうしたら綺麗なドライフラワーになるか、毎年いろいろ試しています。
そんな中で、ドライフラワーにしやすい花、しにくい花があります。
今日は、初心者でも簡単にドライフラワーにできる花を紹介します。
自宅で簡単に栽培でき、ドライフラワーに適した花5選は
1,千日紅(せんにちこう)
2,スターチス
3,オルレア
4,ラグラス(バニーテール)
5,貝細工
春、種まきし 夏、花を咲かせる千日紅(せんにちこう)
千日紅(せんにちこう)は春4~5月に種まきし、夏に花を咲かせます。ある程度大きくなったところで切り戻しをしてあげると。花芽が増えてにぎやかになります。赤紫、ピンク、白、ストロベリー、赤等いろいろな色を楽しめます。
千日紅は花が真っ盛りの時に収穫します。
茎を付けてもいいし、ヘッドのみ収穫してもどちらでも大丈夫です。
スワッグやブーケ等に使う場合は茎は長いまま、リースやキャンドル、キューブ等に使う場合はヘッドのみ収穫します。
千日紅は、基本、自然乾燥で大丈夫です。綺麗な色が長く保たれます。
茎のあるものは、さかさまにしてつるしておけば、花首が安定してきます。
ドライにしても花首がグラグラしてしまうものは、ヘッドとして使いましょう。
色の種類が多いスターチス
スターチスは色の種類が多く、丈夫で扱いやすい花です。
うちでは、主に苗を買ってきて栽培します。
茎が付いたまま収穫して、さかさまにしてつるしておくだけで綺麗なドライフラワーになります。
茎がみずみずしい柔らかい緑色から、かさかさの色あせたような緑色に変わってきたらドライフラワーの完成です。
たくさんの花が集まって一つの塊になっていますので、使う用途によって、塊として活用したり、一つ一つ細かくしてから使ったり、自分の作りたいものに合わせて大きさを調整できます。
色も豊富で、いつまでも鮮やかなので使い勝手がとてもいいドライフラワーです。
こぼれ種で毎年咲くオルレア
オルレアは、こぼれ種でも咲く白いとても丈夫な花です。野の花のような印象さえ受けます。
種を取って、翌年撒けば、簡単に花を咲かせることができます。
花の中はあまり開かないのですが、周りの花が開いたところで収穫です。
茎もしっかりしています。
そのまま、茎を切ってさかさまにしてつるしておけば、綺麗なドライフラワーになります。
開いた花はきゅっと縮みますが、鮮やかな白い色はそのまま残るのでドライフラワーとしてとても人気があります。
作品の中の白い色は、とても使いやすくなんにでも合うからです。
主役を引き立てる脇役オルレアは、ドライフラワーにしやすい花の一つです。
うさぎのしっぽのようなふさふさのラグラス(バニーテール)
育てるのも案外簡単なラグラス。別名バニーテール。
ドライフラワーとしても、自然乾燥で綺麗にドライになりますし、長持ちもします。
また、色付けしても可愛いドライフラワーになり、用途が広がります。
簡単に育ち、簡単にドライにでき、しかも使い勝手がとても良い植物です。
意外と知らない人が多い貝細工
貝細工(ヘリクリサム)は、かさかさした、いろいろな色がある花です。
初めから、カサカサしているので、何もしなくてもドライフラワーになります。
色もたくさんありますし、花の形状も可愛いので、とても人気のある花です。
生まれながらにしてのドライフラワーと言うべき花です。
ただ、目にすることは少ないかもしれません。
種をまいて、育てるのですが、よく虫食いされてしまうことがありました。
増やすには、ある程度大きくなったところで、挿し芽をすることが、一番手っ取り早いのではないかと思います。