紫式部(ムラサキシキブ)とは
夏の終わりごろ、我が家の庭では、紫式部が真っ盛りになります。
「紫式部」むらさきしきぶ
なんとも、優雅で、素敵な名前の植物ですね。源氏物語を書いたあの紫式部を思い浮かべてしまうからでしょうか。
名前からすると、少しか弱い感じがしますが、実際にはとても丈夫で、どんどん大きくなります。
そして、毎年必ず綺麗な紫色の丸い実をつけます。白い実をつけるものもあります。
この実は、根元の方から先にできて、だんだん穂先に向かって熟してきます。
初めは薄緑色ですが、熟してくると紫色に変化します。
この丸い実がぷりぷりしていてとても可愛いのです。
赤い実をつける植物は多いですが、紫色の実をつける植物はあまり多くありません。
紫式部のドライフラワー
綺麗な紫色なので、毎年、ドライフラワーにします。
シリカゲルに入れてドライにしたこともありましたが、自然乾燥でも色はほとんど変わらないので、十分ではないかと思い、最近では自然乾燥でドライにすることが多いです。
ドライフラワーにすると、ぷりぷりした感じは少しづつなくなっていきますが、紫の色は綺麗に残ります。
ハーバリウムに入れたり、リースに飾ったり、使い道はたくさんあると思います。
実だけをドライすれば、リースやキャンドル、ハーバリウムに使えます。
枝ごとドライにしても素敵です。枝としてなら、枝のしなり具合でスワッグやナチュラルブーケに活用できます。ただ、花瓶に飾っておいても素敵です。
長い枝を切りとって、水のない花瓶にそのままさしておけば、だんだんとドライフラワーになっていくので、長い間楽しめると思います。
枝の適当なしなりも、とてもおしゃれです。
どちらも落ち着いた紫色が映えると思います。大人っぽいシックな感じのお好きな方にお勧めのドライフラワーです。
自宅に紫式部のある方は、生花だけではなく、ぜひドライフラワーにして楽しんでみてください。
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