私が、ずっと育てている多肉植物の中に、火祭りがあります。
一番初めの出会いは、お隣のおばさんが、玄関のところに植えていて、秋から冬になると真っ赤になるのがとても素晴らしくて、その株を2~3株ほど分けていただいたものです。
5、6年くらい前のことでしょうか。その時に、初めて火祭りという名前を知りました。その名の通り、本当に火のお祭りのような燃えるような赤い色が印象的でした。
それから、我が家では、株を増やして、皆さんに分けてあげるようになりました。
火祭り(ひまつり)とは
クラッスラ属に属します。流通名は火祭り(ひまつり)です。
夏はぐんぐん大きくなり、色もつやつやの緑色になります。
秋になると、頭の方から紅葉し始め、寒くなってくるとその名前の通り、真っ赤になります。
夏と冬では違うものかと思われるほど、色を変えます。
また、その色がついていく過程もとても素敵です。
火祭りの育て方
もともと、丈夫な多肉植物ですので、育て方は、とても簡単です。
火祭りは、夏の間にぐんぐん伸びて、大きく成長します。
我が家では、プランターや鉢から飛び出しても、気にせず、大きくなりたいだけ大きくしています。
地に植えた場合は、雨だけで十分ですが、プランターなどの場合は、1週間に1度くらいは水を上げるくらいでいいと思います。
少ししおれて元気がなくなってしまった後で水をあげても、そこからでも十分に元気を取り戻します。
お日様が大好きなので、日当たりのよいところを好みます。日に当たった方が、秋の紅葉が鮮やかになり、冬には燃えるような赤い色がでるようになります。
夏の間は、まぶしいくらいの緑色です。
8月頃の火祭り
秋になり、少し涼しくなってくると、頭の方から赤くなり始めます。このピンク色の時もとても可愛いです。
この後、寒さと共に全体的燃えるような赤に色を変えていきます。
と同時に、葉の脇からたくさんの新しい芽を出します。
耐寒性は比較的あるので冬の間も、そのままにしておきます。
夏の暑さにも、冬の寒さにも比較的強く、丈夫なので、育てやすい多肉植物です。
赤がとても映え、この時期の火祭りはただ鑑賞するだけではもったいないので、寄せ植えをしたり、お友達にプレゼントしたりします。
火祭りの増やし方
挿し芽で増やすのが一番簡単です。
挿し芽とは、いわゆる挿し木のことで、伸びた芽を上から5センチくらいでカットして、プランターに並べて植えていきます。
春には、伸びきった苗を整理するように、綺麗にカットしていきます。カット苗をプランターに並べて植え、風通しもよく距離をとってあげると、夏の間にぐんぐん成長してくれます。
また、秋には葉っぱの脇からたくさんの芽が出ていますので、それをとって植えることで、増やすこともできます。
春 挿し芽をしてプランターに植えた火祭り
寒くなった頃の火祭り。細かな白い色の可愛い花が咲きます。
まだまだ寒くなると、もっともっと赤くなります。
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