感動!チームⅠⅡの続編「チームⅢ堂場瞬一」絆・襷がつないでいくもの

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堂場瞬一氏のスポーツ小説が好きな方、「チーム」が大好きな方、「絆・襷をつなぐ」に興味がある方などにお薦めの一冊です。

「チームⅠ」では、箱根駅伝に出場する寄せ集め集団「学連選抜」、キャプテン浦と天才ランナー山城を軸に、「チーム」とは何かを問い掛ける物語。私にとっては駅伝小説の最高傑作!!
「チームⅡは、箱根駅伝準優勝から7年後の物語。マラソンランナーとして日本記録を樹立した山城、しかし、彼はケガと戦いながら引退を掛けたレースに・・・・その山城を支えるために再結集した「チーム学連選抜」
そして、「チームⅢ」が出版された。出版されたのは2020年3月。私は出版されたことを知らずにいた。たまたまこの本が出版されていることを知り、さっそく購入したというわけである。

「チームⅢ」もまた、山城悟を中心に展開していく。
・すでにマラソンの世界から引退し、故郷・瀬戸内海の島の実家で暮らす山城
・新たなニューヒーロー日向誠。彼は東京オリンピックのマラソンメダル候補としての期待を集める逸材。しかし、最近のレースでは期待に応える記録やレース運びではなく、スランプに陥っていた。
・浦と日向の絆 浦は大学の駅伝チームの監督で、箱根駅伝3連覇中。このチームにのエースとして日 向は活躍し、その後企業チームに行った。
・山城と日向の絆 山城と日向は、広島県のある高校陸上部の同門
・物語はこうした伏線を持ちながら、山城と日向を軸に、「チーム学連選抜」が絡んでいく。

名場面?を2箇所、紹介する。 
☆山城→日向 「俺についてこい」山城が低い声で言った。「今の俺は、フルマラソンを走り抜いて勝てるとは思っていない。この戦いはそんなに甘いものじゃないんだ。だけど俺が、お前の個人的なペースメーカーになることはできる。俺たちはチームだからな。

☆山城→浦  「残り十キロ・・・どれだけ頑張れるかだな。しかし、お前の走りを見ているようだ」
浦が言った。「もともと」似てるんだろうけど、一緒に練習しているうちに、自然にコピーしたのかもしれないな」「ああ」山城も認めた。「襷はあいつに渡した。いずれあいつも、誰かに襷を渡す。それが、俺たちが生きている世界なんだ。」








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ドライフラワーやハンドメイドが趣味です!制作過程やクラフト店の様子を発信しています。多肉植物、ドライフラワーが好きな方は、ぜひご覧ください!

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