何度でも読みたくなる感動本5選
☆「チーム」 作者:堂場 瞬一
☆「限界集落」 作者:星野 伸一
☆「みおつくし料理帖」 作者:高田 郁
☆「風が強く吹いている」 作者:三浦 しおん
☆「北の国から SCENNARIO1981-89」 作者:倉本 聰
「チーム」堂場瞬一「箱根駅伝」に出場する学連選抜チームの物語
この本に出会って箱根駅伝への興味が一層強まりました。
この物語の舞台は「箱根駅伝」。物語の中心チームは「学連選抜」。
中心人物は、浦大地(うら だいち)と山城悟(やましたさとる)。
浦はある大学の駅伝チームのキャプテン、チームは箱根駅伝予選会で11位となり、大会への参加ができなくなります。一方の山城も予選会で個人としてトップだったもののチームは敗れてしまいます。
しかし二人は「学連チーム」のメンバーに選ばれ、チームメイトととして箱根駅伝へと挑んでいきます。しかし、そこからキャプテンに選ばれた浦の苦労と様々なドラマが始まっていくのでした。
究極のチームスポーツ「駅伝」。敗者の寄せ集め「学連選抜」のメンバーは、何の為に襷をつないでいくのか・・・・
「限界集落」星野 伸一「生きる勇気がもらえた!」と思える本
起業のためにIT企業を辞職した主人公」多岐川優が、人生の休息のためにふと故郷を訪れる。
その故郷の思い出はほとんど彼の記憶に留められていないはずだった。
彼の故郷は「限界集落」だった。優は、村の人たちと関わるうちに限界集落の農業経営を担うことになっていった。
農業や地方の村が抱える様々な問題、課題と向き合い、闘いながら限界集落の再生に立ち向かっていく。
生きることや生きていくためのヒントがいっぱいの物語です。
「みおつくし料理帖」 高田 郁「一途な思い」が人を成長させていく
この物語はテレビ化もされました。多くの人が読んだり映像を見たりしたことでしょう。
しかし、やはり原作の小説を読むことで、主人公澪(みお)が出会う様々な苦悩やピンチにハラハラドキドキするでしょうし、多くの人々の愛情を糧としながら人としても料理人としても成長していく澪に共感したりすることができます。
澪ががんばる姿を思い浮かべて勇気や明日への力をもらいました。わたしと同じような思いを持たれた方はたいへん多いことでしょう。
全10巻。新刊が出ることをいつも楽しみに待っていました。
またいつか続きが読めないものかと思うことも度々でした。
「風が強く吹いている」三浦しをん「箱根を走る!」そこに意味はあるんか?
箱根駅伝に興味がある方、「走る」とはどういうことなのか、若者ががんばる青春物語から力を得たいと思う方たちにお薦めの一冊である。
この物語は確か映画化されたように記憶しています。わたし自身、映画館のスクリーンでみた記憶があります。
しかし、やはり小説を読んで三浦しおんさんの世界にどっぷりとつかることをお薦めします。
わたし自身、何度この物語を読んだことでしょう。
堂場瞬一さんの「チーム」と三浦しおんさんの「風が強く吹いている」は、箱根駅伝ファンだけでなく、スポーツに関心が薄い方でも、温かい感動と確かなエネルギーがもらえる物語だと確信しています。
「北の国からSCENNARIO1981-89」倉本 聰「心から泣ける」父と息子と娘の物語
物語を小説として読むこと以外の「物語の楽しみ方」をこの本で知りました。シナリオで物語を読んだのは後にも先にも「北の国から SCENARIOSCENARIOt」が初めてでした。
「北の国から」の世界にどっぷりとつかりたい方、シナリオで想像を膨らめて読むことに楽しさにふれたいと思う方に、お薦めの一冊です。
ドラマもいいのですが、脚本・シナリオ本に書かれている一つ一つの言葉から、想像が膨らみ、その時その時の心の奥底にある思いを想像することができます。
想像を楽しむことを知ることができる本です。
本を読むことが大好きなわたし、
これまでにどれだけの本を読んできたでしょうか。
これまでにどれだけの作家と出会ってきたでしょうか。
今 わたしの心にとどまっている誰が読んでも感動する小説、難度でも読みたくなる小説、そんな小説5選を紹介します。
わたしが感動する本、何度も読みたくなる本
☆主人公が幾多の困難と出会い、その困難を乗り越えながら成長していく物語
☆主人公の思いに共感できる場面が多い物語
☆心に響く言葉、心に残る言葉が随所にちりばめられている物語
☆一読しただけでは消化できないような心のどこかに引っ掛かりを残す物語
☆主人公を取り巻く登場人物それぞれにストーリーがあり、絡み合う人間模様が物語に彩を添えている物語