心地よい感動が 原田マハさんの「生きるぼくら」を読んで

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簡単なあらすじ紹介

壮絶で悲惨ないじめから、ひきこもりとなった24歳の麻生人生。頼りだった母が突然いなくなり、残されていたのは年賀状の束だった。
その中に一枚だけ記憶にある名前があった。
「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」マーサばあちゃんから?
人生にとってその名前は懐かしい思い出の主だった。
人生は四年ぶりに家を出て、祖母の住む蓼科へ向かった。
しかし、人生にとって予想を覆す状況が待ち受けていた。
奥蓼科を舞台にして、人の温もりにふれながら、米づくりから大きく人生の人生が変わっていく。

離婚した後の父親の消息、父の再婚相手の娘との出会い、蓼科の温かい人々ふれあい、い、
認知症を患う祖父、父親が人生に残したものとはがきに託された思い、米作りとおにぎりと梅干、人生と母親の再会・・・・

読者を一先に物語の展開に引きずり込んでいく原田マハさんの力量。

本当によい本と出会えたことに感謝したい。

原田マハさんの作品群について

わたしがこれまで読んだ原田マハさんの作品は、
「たゆたえども沈まず」
「キネマの神様」
「生きるぼくら」

のたったの3冊です。

この2冊目と3冊目が、たいへん気に入っていりました。
さらに原田マハ作品に触れたいと思いました。

読み途中の3冊目が「暗幕のゲルニカ」、さらに図書館で借りたのが
これも読み途中の4冊目「本日は、お日柄もよく」です。

原田マハさんの作品群は、いくつかあるようです。

ゴッホやピカソなどをテーマにした美術に関わる物語は、これまでまったく無知だった
わたしにとってもとても新鮮な内容です。

「キネマの神様」「生きるぼくら」などの作品は、生き方や生きる勇気のような内容で
とてもストーリー展開に意図や工夫がなされ、どんどんその世界に引き込まれていきます。

わたしは、この系統の作品が、今は大変気に入っています。
65歳を迎える身ですが、「まだまだ老け込む年じゃないぞっ」と思わせてくれます。

「やっぱり本っていいものだ」その思いが強くなっています

時間的に余裕ができた今、
やはり本っていいなあとつくづく思っています。

自分が知らない世界がそこに広がっている
こんなことも
あんなことも
知らないことがこんなにあったんだ

こんな生き方もあるんだ
こんな風に生きたら・・・
主人公の年齢にもどることはできないけれど
気持ちだよ 気持ち
たいせつなことは
何を どのように考えるか どう思いか

まだまだ
まだまだ





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この記事を書いた人

ドライフラワーやハンドメイドが趣味です!制作過程やクラフト店の様子を発信しています。多肉植物、ドライフラワーが好きな方は、ぜひご覧ください!

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