魅力的な登場人物たち
大友鉄
元は捜査一課の刑事。妻の菜緒が交通事故で亡くなり、育児との両立のために捜査の現場を離れ、総務課への異動した。
学生時代は芝居をした経験があり、捜査や取り調べの際にその経験が生きている。
イケメンと評されている。
大友優斗 大友の長男。
大友菜緒 2年前に亡くなった大友の妻。
矢島聖子大友の義母
福原聡介 刑事部特別指導官。
柴克志 捜査一課の刑事で、大友の同期。
高畑敦美 大友・柴とは同期。
後山 捜査指導参事官。
沢登有香 東日新聞の遊軍記者。

5巻くらいから、物語の世界に入り込むようになった
第5巻「凍る炎」の最終場面、ある難事件が一定の解決場面を迎えた後、一発の銃声で主人公の大友鉄は銃弾に倒れる。
この巻の事件は、私にとってたいへん難解で、ストーリーを十分に理解することができませんでした。しかし、最終場面、銃弾に倒れる場面で第5巻は幕が閉じられてしまった。
すると、一気に第6巻が読みたくなる衝動が心の中湧き上がってきました。(果たして大友鉄はどうなってのだろうか) 作者 堂場瞬一氏の創作意図にまんまとはまったと言ってもいいかもしれません。
第6巻「高速の罠」は、むすこ 大友優斗が事件に巻き込まれ
第6巻「高速の罠」は、むすこ 大友優斗が事件に巻き込まれ ることから、新たな事件が起こるという展開です。主人公の大友鉄は、銃弾で撃たれたものの命をとりとめ、リハビリの休暇中でした。
物語は、わたしにとっても分かりやすい内容と展開でした。(あくまでも今のところです。なぜならまだ6巻を呼んでいる最中ですから。)
なぜ「アナザーフェイス」という題名なのだろうか
このシリーズを読みながら、ずっと思っていたことがありました。「なぜ題名がアナザーフェイスなんだろうと」
その答えにつながると思えた場面が、第3巻「第四の壁 第三部 見えない壁」にありました。
「君たちと再会して、いろいろ考えた。演じることの意味とか、ね。僕は警察官になったばかりの頃、結構苦労したんだよ。こういう性格だし、荒っぽいことには慣れていなかったから。でも、途中で辞めるわけにはいかなかった。だから、演じたんだよ。」
「刑事という役目を」
大友はゆっくり表情の強張りを解かした。早紀は分っている。
「そのうち、被っていただけの仮面が顔に張り付いて取れなくなった。刑事を演じているだけだと思っていたけど、いつの間にか、骨の髄まで刑事になっていたんだ。」
主人公にとってのアナザーフェイス、それは、誰にでもあるものなんだと思います。
刑事という顔、父親という顔、妻を亡くした男性という顔。犯人にも複数の顔がある。その時々の状況、雰囲気、きっかけによって現れてくるアナザーフェイス。人の持つ多様性であり、多面性であり、不思議さであり、悲しさであり、喜びであり、自分の力だけでは何ともならないものであり、自分の責任によるものであり・・・・・・・
私にもあるアナザーフェイス。
誰にでもあるアナザーフェイス。
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