今、飼っている犬の前にも、ミニチュア・ダックスを飼っていました。
茶色の女の子でした。
子供たちが、小学校くらいから飼い始めた犬です。
飼い主には、とても従順で、おとなしく気弱なところがある犬でした。
私の膝の中にだっこするのが好きな子でした。
とても元気だったのですが、10歳のある日、旅立ってしまいました。
2週間くらい、食べると吐く。食べると吐くの繰り返し。
点滴をしても、なかなか良くならず、結局何も食べられなくなってしまいました。
その日の朝、もう首がすわらず、今日なんだなと覚悟を決めました。
日曜日だったのですが、みんなそれぞれに用事があり、私一人が看取ることになりました。
その時のこと思い出すと、今でも涙が出ます。
最後に「もう、頑張らなくていいんだよ。いっぱい、楽しませてくれて、癒してくれてありがとうね。」と、お礼を言いました。
主人に、「あー。ジュビが死んじゃううう。いっちゃうー。」と電話しました。
主人は、その私の声が、しばらくリフレインしたようです。
そのあとは、もう泣けて泣けて・・・。ジュビが、天国にいちゃった。
でも、荼毘にふしてあげないといけない、どうすればいいんだろう?
今日は、日曜日、市役所もお休み。みんな、ペットが亡くなったときは、どうするんだろう?
悲しいけれど、次のことを考えなければ。
家から北へ少しばかり車を走らせたところに、ペット霊園があったっけ。
電話をしてみた。
まだ、自分の気持ちが整理できないときに涙声で、事情を話すと、電話の向こうから事務的な女の人の声で
「今日は、日曜日なので、一晩冷蔵庫に入れておいて、明日、埋葬しますけど、それでいいですか?」
なんと・・・。その一言に自分の気持ちが追いつけず、
「あっ。いいです。」がしゃん。
悪いけれども、電話をいきなり切ってしまった。
そして、また気持ちが高ぶってしまい、犬の名前を呼びながら、えんえん大泣き。
こんなことしてても、ダメだ。
そうだ。友達で、何か月か前に犬を亡くした人がいる。その人は、どうしたんだろう?
早速、涙声で電話してみる。
そうしたら、少し遠いけど、とってもいいところを紹介された。
持つべきものは、やはり友。
まだまだ、涙が止まらず、そこへ連絡してみると、第一声
「この度は、御愁傷さまでございました。お寂しいですよね。」と。
その言葉を聞くなり、またわんわん泣いてしまった。
「今日は、夜7時からインコちゃんの埋葬が入ってしますが、そのあとなら大丈夫です。いかがされますか?」
「ぜひ、お願いします。」
家族全員で、ジュビを連れて出かけました。
「最後に、お別れをしてください。」そう言われて、一人ひとりお別れの言葉を掛けました。
「こんなに家族に愛されて、このワンちゃんはとても幸せだったと思いますよ。」
そんなことを言われると、またうるうる。
そこで、2,3年骨壺に入れて、お参りしました。
そのあとは、埋葬させてもらいました。
今日は、ジュビのことに思いを馳せた日でした。
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